目で聴く傾聴

コミュニケーションにおける大切なこととして、「傾聴」ということが良く取り上げられます。広辞苑で「傾聴」を調べると、「耳を傾けてきくこと。熱心に聞くこと。」とあります。 単に聞くのではなく耳も心も相手側に傾けて聴く、より積極的なきく姿勢を表しています。

この「傾聴」がコミュニケーションにおいてことさらに取り上げられるということは、それだけ実践されていないということを意味します。みんなが当たり前に傾聴している社会であれば、それはトピックになりません。もしそのような社会であれば、むしろ軽く聞き流す「軽聴」が新しいスキルとしてトピックになるかもしれません。

ではなぜ「傾聴」の実践がそれほど難しいのでしょうか。様々な分析があると思いますが、私はこう考えます。一言で言うと、「自分の中の声が邪魔して聞けない」と言うことです。

以前書いた「関係性の改善方法」にも書きましたが、人は話を聞きながら、膨大な作業を頭の中で行っています。話の内容を理解しようとしたり、話の筋道を整理したり、結論を推論したり、返答を考えたり、はたまた相手の腹の中を探ったりと、実に様々な思考を巡らせています。さらに自分の感情の反応にも対処しています。

「何についての話かな?」
「うん?主語は誰だ?」
「自分に対して良い話?悪い話?」
「あれ、話が飛んでる?」
「何でそんな理屈になるんだろう?」
「あ、きっと言いたいことはこうだな」
「こんな話をするココロは何だろう?」
「結局自慢したいのか?」
「なんか腹が立ってきたぞ、でも我慢だ」
「あー、無駄に長い話、イライラするー」

どうですか、こんな「自分の中の声」を聞くことはありませんか?多くの方がご経験あるのではないかと思います。この「自分の中の声」が雑音となって、相手の話に耳と心を傾けて聴くことが難しくなるのです。 

しかしこの「自分の中の声」をよく観察してみると、「話が見えない」ことに起因しているものが多いことに気づきます。

何の話?
いつの話?
誰が主語?
登場人物は?
自分に関わる話?
良い話?悪い話?
結論は?
この話の目的は?

などは、すべて「話が見えなくなる」要因です。これらが見えなくなると、そのことが気になって頭の中に「???」が溜まっていくので、相手の話が耳に入ってこなくなり、聞くこと自体に興味を失ってしまいます。

つまり、「自分の中の声が邪魔して聞けない」という状況を生むのは、「話が見えない」という根本原因があるからです。

それなら、「話を見えるようにすればいい」、ということですね。話し手があらかじめ自分の話すストーリーを見せてあげれば、聞き手が自分でイメージしたり筋道を考える負担が減りますので、「自分の中の声」も減り、話の内容により深く集中できます。

さらにそのストーリーが立体で表現されれば、臨場感や情感も生まれ、聞き手をさらに惹きつけます。興味関心を持った聞き手は、耳と心に加えて目も傾けて、前のめりになって相手の話を傾聴します。

そんな「目で聴く傾聴」を実現するのが、レゴ®シリアスプレイ®というテクニックです。参加者は専用のレゴ®ブロック教材を使い、一人ひとり、自分の考えをカタチにして作品で表現します。そこから「目で聴く100%の傾聴」の時間が始まります。全員が傾聴する場は温かな安心感と大きな創造的エネルギーを生み出します。

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