「生きること」の意味を変えていく

悲しいニュースが続いていますが、「生きる」ことと「働くこと」について考えてみました。

当たり前のようで忘れがちですが、人は皆、生まれてきたら生きなくてはなりません。性別、国籍、民族に関係なく、皆、生まれた瞬間から生きていきます。必死に生きていこうとします。生きることこそが誰にとっても一番大切なことです。

そして、大人になれば、自立して生計を立てるために働きます。多くの人にとって、自立=働くことです。「働く」とは、人間社会の継続と発展に貢献することで対価を得て、自分や家族の生活を守り、豊かな繁栄を目指していくことだと私は考えています。つまり、働くことは「生きること」と全く同義だと捉えています。働くことが、自身、家族、社会、人間全体が生きることに繋がっていく訳です。

「仕事」というのは、「働く」が具体化されたものです。大人にとっては「仕事」が人生の大部分を占める重要な位置づけです。家事ももちろん「仕事」です。その「仕事」を単に役割や責任、あるいは収入と引き換えに提供する労働と捉えることもできると思いますが、その仕事が、自分の人生とどう関わるのか、自分が「生きること」の意味とどう関わるのか。それが明確になってくると、仕事と「自分の人生の意味」が一体化し、そこには喜びが生まれ、情熱や魂を燃やせるものになります。そうなった時、「仕事」は「志事」に昇華されます。そして、「仕事」が「志事」へと昇華された時、「生きることの意味」が変わります。

生きることが人間の根源。
そして、自分が生きることの意味を考え、探し求め続けるのが人間だと私は考えています。その意味を考える大きな手がかりが働くことにあり、仕事にあります。

働くことは、生きること。
生きることは、働くこと。
働くことを通じて「生きること」の意味を考え、「生きること」の意味を明らかにしていくことで、働くことの意味を高めていく。
そのサイクルを繰り返すことで、「仕事」を「志事」に昇華し、「生きること」の意味をさらに変えていく。
その営みこそが「生きる」ということだと考えています。

生きる。
生きて、「生きること」の意味を見つけ、変えていく。
あきらめてはいけない。

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