LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドの概要

さて、今日はLEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎メソッドについて改めて簡潔に説明したいと思います。

■LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎メソッド(LSP)は、以下をサポートする強力なエンジンです。
①個人の思考形成と言語化
②全員参加の平等で安全な対話
③集合知の創発とコミットメント
④リアルタイムな意思決定を可能にする戦略づくり

デンマークのレゴ社が経営戦略づくりにイマジネーションを活用するための手法として開発したのが起源です。ボトムアップによる概念構築を基本思想としています。私がなぜこのメソッドを推進しているかと言えば、日本の企業組織の閉塞感を打破したいからです。全員が平等かつ安全な場において、個人が自由に思考や思想を開示し、互いに共有し合う。それこそが健全な組織づくりのスタートだと考えております。

■LSPの基本プロセスは以下です。
①問いを設定する
②答えを言葉にする前に形にする(手でつくりながら思考を形成する)
③形になった思考(作品)を使いながら言葉にする
④言語化によって意味を与えられた作品を活用しながら学びと理解を深める

■プロセスと効果の関係は以下です。
①問いを立てる=イマジネーションの起動
②形をつくる=思考形成と潜在的知識の表出をサポート
③作品を使いながら語る=言語化(ストーリーテリング)と自己客観化のサポート
④作品を媒介とした共有=心理的安全、平等性、視覚的理解のサポート
⑤作品を活用したダイナミズム=集合知の創発とコミットメントのサポート

■LSPのワークショップはほとんどが以下テクニックを使って構成されます。
①個人モデルの作成とストーリー(個人の知識を解放)
②共有モデルの作成とストーリー(参加者同士の合意形成と方向合わせ)
③ランドスケープの作成(大局的な分析や分類、配置づくり)
これらのテクニックと「問い」を組み合わせてコンテンツを作り、クライアント向けのカスタマイズワークショップを設計します。

■ワークショップテーマの例
・組織のビジョン、ミッション、バリュー、パーパス構築
・組織のアイデンティティやありたい姿の具現化
・企業のインナーブランディング
・プロジェクトチームの目標共有、メンバー間の相互理解促進
・チームスピリットの具現化、チームビルディング
・新入社員のオンボーディング、リテンション
・個人のキャリアビジョン探求
・教育における学習支援としての活用(中高生の探求学習、システム思考など)
・地域振興、街づくり、コミュニティ支援
・家族対話、婚活支援

■LSPには戦略づくりの為のフルパッケージ・ワークショップもあります(組織向け、チーム向け)。そのコンセプトは「リアルタイム戦略」と呼ぶもので、未来を予測して事前に綿密な計画を立てることよりも、不測の事態においても各自が即時(リアルタイム)に意思決定して行動することを可能とするガイドを得ることを目的としています。そのガイドのことを「SGP(シンプル・ガイディング・プリンシプル)」と呼んでいます。

組織向けの構成は以下です。2日間のメニューです。「組織のありたい姿」が軸になるワークショップです。
①組織のアイデンティティを構築
②組織の外部要因を明確化
③全体の関係性を探求
④未来シナリオと意思決定のシミュレーション
⑤組織アイデンティティに沿った意思決定を常にサポートしてくれるガイド(SGP)を抽出。

チーム向けの構成は以下です。1.5日のメニューです。「チームの良さを活かすにはどのようにすればいいか」が軸となるワークショップです。
①チームメンバー個々人のアイデンティティを構築
②チームのスピリットや性質(=「チームライフ」)を構築
③チーム内のつながりを探求
④過去に起こった出来事から学ぶ
⑤未来シナリオと意思決定のシミュレーション
⑥チームライフに沿った意思決定を常にサポートしてくれるガイド(SGP)を抽出

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以上が、LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎メソッドに関する概要です。

①個人の思考形成と言語化
②全員参加の平等で安全な対話
③集合知の創発とコミットメント
④リアルタイムな意思決定を可能にする戦略づくり

これらについて必要性を感じているリーダーの方とは是非、オンラインでもオフラインでも構いませんので語り合いたいと思っております。冒頭に、私がLSPを推進する理由として、「日本の企業組織の閉塞感を打破したい」と書きましたが、それは、堅苦しい理論を持ち込むのでもなく、コンサルタントのようにこちら側が答えを提供するのでもなく、参加者がPlayfulに想像力と創造力を発揮しながら、自分たちが納得できる答えを見出していく中でこそ可能になると思っています。そんな考えに共感していただけるようでしたら、是非一度お話ししましょう。きっとお役に立てると思います。

ローレンス佐藤
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