2026/01/25
会議で決まらないとき、実はあなたは悪くない
会議はきちんと進行した。
上司の意向も理解している。
現場の事情も分かっている。
それでも最後に、
「じゃあ次、どうしますか?」
と振られた瞬間、言葉に詰まる。
その場にいる誰よりも状況を把握しているはずなのに、
決めきれない。踏み出せない。
そして、どこか自分の力不足のように感じてしまう。
■ マネージャーが決められない理由
多くの場合、マネージャーが決断できないのは
能力や覚悟の問題ではありません。
実際に私が現場で目にしてきたのは、
「決めていい範囲」が整理されていないまま判断を求められている構造です。
たとえば、上司は「方針は示したつもり」でいるのに、現場は「運用は決まっていない」と感じている。
その間に立つマネージャーは「どこまで自分が決めていいのか分からない」。
この状態での意思決定は、個人の胆力だけでどうにかできるものではありません。
■ 板挟みの正体は「翻訳を求められる構造」
マネージャーはよく、上の言葉を現場に“翻訳”し、現場の声を上に“翻訳”する役割を担います。
ところが、「何を決める会議なのか」「誰の判断が最終なのか」が曖昧なままだと、翻訳のしようがありません。
それでも場は進み、「話し合った感」だけが残る。
結果として、何も動かない。
そして、その負荷がマネージャーに集中します。
■ 次の会議で、ひとつだけ意識してみてください
「今日、この場で自分が決めていいことは何か?」
もし答えが曖昧なら、それはあなたの問題ではありません。
構造が整理されていないサインです。
■ 私が違和感を覚えていること
私は、マネージャーの皆さんが「もっと主体的に決めろ」と言われ続けている状況に、ずっと違和感を持っています。
本当の問題は人ではなく、その人が立たされている構造にあることがあまりにも多いからです。
構造が整えば、意思決定は無理なく生まれます。
今年は、こうした「現場で起きている違和感」を一つずつ言葉にしていくメルマガを続けていくつもりです。
それでは、また。
ローレンス佐藤